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友禅流し [京都]

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友禅流し

出町柳から茶山、一乗寺にかけては京友禅の工房が散在し友禅を干す高い櫓がいくつも聳え、風が入ると絹地に描かれた千草が美しく翻った。水量の豊かなよく晴れた日には、ここ加茂大橋の下流で友禅流しがよく見られた。1960年代後半の高度経済成長とともに手描き友禅は機械式の安価な捺染に圧倒され、また上流では無秩序な宅地化が進んで生活廃水が川に流れ込み、捺染工場の流す廃液とともに川を汚した。1970年代の水質汚濁防止法の施行は汚染水の賀茂川への流入を規制したが、同時に友禅流しも見られなくなる。役人の杓子定規な法の適用と伝統文化に対する施策の貧困が、京友禅を加賀友禅の風下へ追いやってしまうことになった。
 



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