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越後十日町 星峠 [イラスト]

越後十日町星峠S.jpg


越後十日町星峠

 明治から戦前まで日本の農業人口は約1,400万人(約600万戸)で推移していた。
戦後都市部の食糧事情が悪くなると、多くの地方出身者が帰農し農業人口は1,600万人に達した。
財閥とともに日本的ファッシズムの温床であるとされた地主階級を解体するためGHQの指示で行われた農地改革は、不在地主から多くの土地を取り上げ小作人の手に渡した。だが共産主義の浸透を警戒するだけで農業の将来ビジョンを描けない政府の施策は単に小規模零細農家を増やしたにすぎず、土地所有農家が増えて確かに共産主義拡大は阻止されたが、輸入農産物に高率の関税を課したり様々な補助金、助成金をばらまくなど農家保護に追われる羽目になった。政治家が経済成長を叫び始める頃を境に農業は激変した。経済成長の柱となった工業分野で労働力が不足し、農村から多くの若年労働者が集団就職などといって工場に動員された。これがずっと後に農村の急速な高齢化・過疎化を招来することになった。2016年には農業人口が200万人を切り、しかもその内の7割が60歳以上の高齢者だという。ここには日本の原風景が…」などと悠長なことを言っている場合ではなかろう。



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